助成金活用のヒント

働くとは何か、を従業員に伝えること

神戸市産業振興センターで行われた人事制度の研修会に参加してきました。
働くとは何か、人事制度とは何か、エンプロイアビリティ(雇用されうる能力)などについて、深く学ぶ時間となりました。

研修のレジュメ

「仕事をする場」と労働者の関係の理解

・「仕事をする場」とは何か
・人事とは何か
・労働者とは・使用者とは何か
・指揮命令の理解とハラスメント

労働者と組織の関係

・組織とは何か
・組織の活動

働くものと雇う側は互いに必要としあっている

・企業はどのような労働者を求めているか
・仕事に必要な4つの能力
・企業が求める社員像

働き方を深く知ろう

・なせ、「ホウ・レン・ソウ」が必要か

・ダイバーシティとベストミックス
・パワーハラスメント
・エンプロイアビリティ
・キャリアについて
・リタイアとは
・退職後について

キャリア・価値分析演習

この演習では84個あるさまざまな価値観(目標・創造性・自分らしさ・安心・芸術・健康・・・など)の中で、自分が大切だと思うものを選んでいき、最終的に3つにまで絞り込みます。
参加者の中で、他の人が選んだ価値観と自分が選んだ価値観が3つとも一致する人はほとんどありませんでした。
自分と他の人とは大事に思うことや基準が違うんだよ、と自覚する(させる)ためにも、ぜひ実施したい演習でした。


今回の研修は朝10時から夕方5時まで丸一日かけて行われ、新人研修や定年前の社員向けプログラムなども含まれていました。内容が濃密で、一瞬も気を抜けない充実した時間でした。

その中でも特に印象に残った講師の先生のお話

「客観的とは?」
・「私はこう思う」→これは主観
・ 人が話すことは基本的に自分の考えだけに過ぎない。
「ちょっと聞いて~、○○さんたらこんなこと言うて、信じられへんねん」(← 職場あるある)

・多くの「主観」が一致したときに、「客観」となる。
当たり前かもしれませんが、自分にも経験があるだけにハッとさせられました。


労働者の権利を守ることは大切です。
しかし、権利ばかり主張して義務を履行しない労働者も増えているように思います。
仕事の本質や、雇用されうる能力について労働者に対する研修を行うことが今後ますます重要になると強く感じました。

 

関連記事

PAGE TOP