助成金活用のヒント

人材開発支援助成金を取り下げました

訓練受講率が足らず、取り下げに

建設業関係の訓練受講で助成金の計画届を6月に提出していたのですが、受講している労働者が大けがを負ったため、予定訓練のうち8割以上の受講率を満たすことができないことが確実となり、やむを得ず取り下げを行うことになりました。

人材育成訓練コースでOFF-JTを受講中に・・・

今回の対象労働者は、7月下旬から全8回、計52時間の予定で事業場外訓練(OFF-JT)を受講し、11月上旬の訓練が最終の予定でした。
ところが、その労働者が9月の終わりに大けがを負い、一時は意識不明の状態だったのですが、10月には食事、歩行ができるまで回復されました。
それまでに4回目の訓練までは受講できていたのですが、療養中の2回の訓練が未受講となっており、この後の2回の訓練を受講したとしても支給要件の「全訓練時間の8割以上の受講」を満たすことができない(52時間×80%=41.6時間以上の受講が必要だが、この後の訓練を全部受けたとしても39時間にしかならない)ため、今回の申請は取り下げることになりました。

救済案としては、訓練担当校が他会場での振替授業や補講などで足りない時間の訓練を行ってくれるとしたら、それを受講することで8割要件をクリアし、変更届を提出したうえで申請ができるということも考えられました。しかし、今回のケースでは残念ながら訓練担当校では補講を予定しておらず、それもできませんでした。

残念ながら今回の申請は実現に至りませんでしたが、負傷された労働者の方が回復に向かっておられるとのことで、ほっといたしました。今後の健康と安全をお祈りしたいと思います。

 

 

関連記事

PAGE TOP