助成金活用のヒント

「大阪府の補助金」と「国の助成金」、何がどう違う?~リスキリング支援制度を社労士がサクッと比較~

【大阪府内の中小企業向けです】

昨日、大阪府にこんな補助金があることを知り、ちょっと調べてみました。

『社員教育に補助金を使いたいけど、何から見ればいいのか分からない』
『国と府、両方あるけど、結局どっちがウチに合ってるん?』と思っている経営者様、よければご参考に。

◆ 大阪府「リスキリング支援補助金」(府)

募集期間 令和7年4月24日~令和8年3月9日まで

  • 対象地域:大阪府内の中小企業
  • 対象研修:外部研修(10時間未満/eラーニングもOK)
  • 補助内容:
    • 建設・運輸・デジタル系:受講料の3/4(上限なし)
    • その他の研修:受講料の1/2(上限20万円/人)
  • 手続き:研修後にWebで申請OK(事後申請型

◆ 厚生労働省「人材開発支援助成金 事業展開等リスキリング支援コース」(国)

  • 対象地域:全国
  • 対象研修:社外又は社内研修・eラーニングも対象(原則10時間以上)
  • 補助内容:
    • 賃金助成:1人あたり最大1,000円/時
    • 経費助成:研修費用の75%
  • 手続き:研修前に「訓練計画届」の提出が必要(事前申請型)

◆ ザックリ比較表

比較項目 国(厚労省) 大阪府(リスキリング補助金)
対象地域 全国 大阪府内の中小企業
研修時間 10時間以上 10時間未満
賃金補助 あり(1,000円/1時間) なし
経費補助 75% 最大75%(内容により)
申請タイミング 事前申請 事後申請
対象研修 社外研修(eラーニング含む)
社内研修もできるけど、要件厳しい
外部研修のみ(eラーニング含む)

◆ 社労士からひと言

「この研修、対象になるのかな?」は、国の助成金も大阪府の補助金も実は申請してみないと分からないのが正直なところ。
訓練受講によっていかに労働生産性を上げることができるか?社員の成長につながるか?のストーリーを作れるか、も重要。

でも、「助成金は難しそう」「手続きが面倒そう」――そう思って使わないのは、正直もったいないです。
大阪府の補助金は、国の助成金より「コンパクト」な訓練向きで、“短時間OK”かつ“事後申請OK”で使いやすい設計。
4月に始まったばかりで、申請もまだまだこれからです。
なにしろ、「計画届なし」でも申請できる、のがポイントです。

気になるなーと思われたら、お気軽にご相談ください!

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