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高校生の就職相談、頼るのは「お母さん」──採用活動の盲点に気づいていますか?

先日、秋田・ハローワーク湯沢が管内の高校2年生を対象に行ったアンケートの結果が公表されました。

進路を相談する相手として最も多かったのは、なんと「母親」(69.1%)。
「担任の先生」や「父親」を30ポイント以上も引き離す、圧倒的なトップでした。

「採用ターゲット」は高校生だけではなかった

採用活動というと、つい「学生本人にいかに自社を知ってもらうか」を考えがちです。しかし、このアンケートが示すのは、高校生の進路決定に母親が非常に大きな影響を持っているという現実です。

「子どもに安心して働いてほしい」と願う親御さんにとって、会社の情報は非常に気になるところ。にもかかわらず、多くの企業はそこへのアプローチがまだ十分ではありません。

母親が見ているのは、仕事内容ではありません。
この会社で大丈夫、と安心してもらえるような情報発信が大切です。

高校生が求める情報は「ネット」と「職場見学」

同アンケートでは、ハローワークや自治体に期待する情報についても質問。

「地元企業の情報をインターネットで提供」26.8%
「職場見学・インターンシップ」26.7%

がほぼ同率でトップでした。

高校生世代はスマホ・SNSネイティブ。企業のホームページやSNSを通じた情報発信が、今や採用に直結する時代です。

「親ブロック」「嫁ブロック」という現実

採用活動の現場では、「親ブロック」「嫁ブロック」という言葉があります。
本人は入社する気でいたのに、親や配偶者に反対されて内定辞退・離職につながってしまうケースです。

特に地方の中小企業では、「残業が多そう」「休みがとれなさそう」「将来性が不安」といった家族の不安が、採用の障壁になることは少なくありません。

逆に言えば、家族が「安心できる会社だ」と感じてくれれば、それがそのまま強力な採用・定着の後押しになるということです。

ハローワーク求人票の「会社の特長」欄、きちんと書けていますか?

ここで見直してほしいのが、求人票の「会社の特長」欄です。
ここには、求職者にとってのメリットを記載する必要があります。

多くの企業が「アットホームな職場です」「やりがいのある仕事です」といった主観的で漠然とした表現にとどまっています。
しかし家族が本当に知りたいのは、もっと具体的な情報です。

たとえば──

・未経験者の採用実績とサポート体制
・育児休業・介護休業の取得実績
・資格取得支援・研修制度
・定着率・平均勤続年数
・社員の声、メッセージ

こうした情報を求人票にしっかり盛り込むことが、家族の不安を取り除き、本人の入社・定着を支えることにつながります。

職場の雰囲気が伝わる写真や動画をインターネットで発信することも、あわせて検討してみてください。

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まとめ

◆高卒採用では、本人だけでなく保護者(特に母親)への情報発信も重要
◆「親ブロック・嫁ブロック」を防ぐには、家族が安心できる情報を届けることが鍵
◆求人票の「会社の特長」欄に、未経験者育成や育休取得実績など求職者にとってメリットとなる具体的な情報を記載する
◆高校生はインターネットで企業情報を収集している──ネット上の情報発信も不可欠

求人票の書き方や採用に関するご相談は、お気軽に当事務所までお問い合わせください。

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