助成金活用のヒント

次男の結婚式で考えた、採用の本質

先週、次男の結婚式があった。
挙式の前に「親だけに見せる、感謝を伝える動画」が流れた。
「お父さんお母さん、愛情を注いで育ててくれてありがとう」の気持ちがメッセージで伝わってきて、涙が止まらなかった。

披露宴で司会者が「お二人の出会いはマッチングアプリです」と紹介すると、会場は温かい笑いに包まれた。今や当たり前の出会い方だ。

求人票作成を日々サポートする社労士として、ふと思った。これ、採用と全く同じ構造じゃないか、と。

マッチングアプリと求人媒体

マッチングアプリも求人媒体も、条件で絞り込むツールだ。
年齢、学歴、年収、勤務地。でも、結婚相手を「年収800万円以上、大卒、身長175cm以上」というスペックだけで選ぶ人はいない。

ところが求人票作成では、多くの経営者が同じ間違いをしてしまう。
「要普通免許、Excel必須、経験3年以上」とスペックと条件ばかり並べてしまう。本当に大切なことが抜け落ちている。

ある弁護士の先生が言っていた。「雇用と結婚は法的に似ている。どちらも長期的な関係を前提にした契約だから、簡単に解約できないし、解約にはコストがかかる。」

だからこそ、最初の選択が重要になる。
そして本質は「この人とうまくやっていけるか」「この人と幸せになれるか」ということだ。

親として、経営者として

親として息子を育ててきた。
見返りを期待したわけではないが、あの感謝の言葉は本当に嬉しかった。

経営者として、採用した社員を迎え入れる。
5年後、10年後に「この会社に入ってよかった」と思ってもらえるだろうか?
そもそも、定着してくれるだろうか?

でも現実は厳しい。
今は圧倒的に「企業が選ばれる」時代だ。人手不足の中、特に中小企業は求職者に選んでもらわなければならない。

だからこそ、求人票で問われるのは「この人を採用したい」ではなく「この人に選んでもらえるか」だ。条件だけ並べても、求職者の心には響かない。「どんな会社で、どんな仲間と、どんな未来を作れるのか」を伝えなければ、振り向いてもらえない。

中小企業は大企業のような高賃金や知名度では勝てない。でも、「うちで輝ける人」に「うちだからこそできること」を伝えれば、選んでもらえる可能性はある。
そして、「ここなら安心して働ける」「自分の居場所がある」と思ってもらえることが、定着につながる。

5年後の「ありがとう」を目指して

次男の感謝の言葉を見つめながら、社労士として、考えた。

あなたの会社の求人票は、求職者に「ここで働きたい」と思わせているだろうか?
本当に働き心地の良い会社を、作れているだろうか?

5年後の「ありがとう」につながる採用を、求人票から一緒に考えていきたいと思う。

 

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