助成金活用のヒント

人材開発支援助成金の不支給連絡

不支給決定の電話|人材開発支援助成金の厳しさを痛感した一件

昨日の午後、一本の電話が鳴った。
労働局の助成金担当者からである。
「先生が申請していた、人材開発支援助成金の件ですが……」

嫌な予感は、的中した。

先月末に支給申請を出していた会社の件だ。訓練内容から、オンライン講義は賃金助成の対象にはならず、eラーニングのみ経費助成の対象になる。それでも約24万円は支給される見込みで、書類もきちんと整えていた。

ところが——。

提出したLMS(学習管理システム)の記録に、訓練計画期間の初日の「前日の深夜」に、なぜか小テストの実施と採点履歴が残っていたのだ。

支給申請前に、訓練校の担当者に確認すると「システムが正常に作動するかどうかを確認しようとして、ログが残ってしまったのかもしれません」とのこと。苦しい説明だが、申請してみないと結果は分からない。私は「労働局から指摘があったら、その理由で申し立てしてみましょう」と話していた。

しかし結果は……申立もできないまま、不支給。
訓練開始前に、システムにログインすることさえ許されないのだった。

あらためて痛感した。
人材開発支援助成金は、とにかく「計画通りに訓練を実施すること」が求められる制度だ。
さらに「受講者の8割要件」も厳格に守らなければならない。

ほんのわずかな計画とのズレが、何十万円もの不支給につながる。制度の有難みと同時に、そのシビアさも今回あらためて思い知らされたのであった。


✅ 今回の教訓

助成金は企業にとって大きな支援になるが、「計画通り」「8割出席」の2つは絶対条件。訓練校や専門家と二重三重にチェックし、安心して申請できる体制を整えてほしい。

関連記事

PAGE TOP